飯嶌貴利はレモネード男子

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「物集めなんてただゴミ集めてんのと同じじゃないですか」 「あんた本当に明日あの世に行くからそれ以上そう言う事言うのやめなさいよ」 「大体アニメだの漫画だのの登場人物って皆架空のキャラじゃないですか。現実には存在しない人を追いかけて何になるって言うんです?」 「すっ、好きなキャラと一緒に居れば毎日元気に過ごせるし、自分に自信もつく!」 「どんな自信ですか?デブデブなくせに」 「デブデブじゃなくて中デブだもんね!」 「デブも中デブも同じデブ枠なんだから変わんないですよ」 はぁ と飯嶌は深く溜め息ついた。 「本当意味不。マジで時間と金の無駄遣い」 「あんた友達居ないでしょ?」 「はぁ?何でそんな話しになんですか?」 「あんまり可愛くない事ばっか言ってっとねぇ そのうちに一人になんだからね」 「叔母さんに関係ないでしょ。余計なお世話」 「叔母さんじゃなくて下田よ!し・も・だ!」 「あー はいはい。すいませんね、下田さん」 本っ当可愛くない!こんな死んだ魚の目した冷めきった奴なんて銀魂子(ぎんたまこ)のお銀さんだけだと思ってたのに まさか現実に居るなんて!!これならまだ姉さんとこのニートだけど明るい息子の武丸(たけまる)の方がまだマシだわ!!あっちの方が愛嬌あって可愛いもんね!! ※しかし下田家は皆基本的に体格が宜しい人ばかりなので武丸も結構なおデブです。
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