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「婆さん…じゃねぇや 叔母さんいつまで拾ってんですか?早く持って来て下さい!」
「婆さん呼びすんな!まだ四十代だぞ!」
「ええっ四十代っ!?見えな〜い!!」
「まっ、まぁ 私 スキンケアには気を遣ってる方だから…」
「六十くらいかと思ってたわ…」
「ふざけんなよ糞坊主」
バシッ カップ麺を投げつけてやった。
「痛っ!ちょっと店の商品なんですから投げないで下さいよ……。…あっ!今夜のおかずにいかがでしょうか?」
「にこやかにカップ麺売りつけてくんな。それに今日の夕飯は昨日の夕飯の残りのカレーがあっからカップ麺要らないよ」
「えー、食べないんですか?この辛いやつめっちゃ美味いのに」
「そんなに美味しいの?」
「すげぇ美味しいです!俺最近毎日昼飯これだもん」
溜め息がこぼれた。「…あんたねぇ、若いうちからそんなもんばっか食べてたら太るよ?」
「あー!だから叔母さん今デブってんだ!」
「煩ぇ!!黙れ小僧っ!!」
バシッ もう一個カップ麺を投げつけてやった。しかしこのガキやけにキャッチすんの上手いな、野球でもやってたんか?
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