描さんの場合

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描さんの場合

ただいま戻りました… 「父ちゃんどうした!冴香さんは?」 「とうとう冴香さんに呆れられて追い出されたのか?」 リビングで寛いでいた子ども達の中では、どうも僕より冴香さんの方が優先順位が高いらしい… 胃袋を完璧に掴まれているのはわかるけど 冴香さんに料理教えたの、父ちゃんだかんな?だから二人がすんなり味に慣れたんだからな? 君たち…僕が無事に帰って来たのにその扱いは正直酷くないです? せっかく今夜はロールキャベツにしようとおもっていたんですがねぇ… 「あ、さ、さっきの無し!」 「…でもどうした?南の島での暮らしに飽きたのか?」 はあ?あの面子と一緒に暮らしてて退屈なんてする暇があるわけないでしょう! 実は…
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