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「さて百合亜、百合亜は念願叶って勇者になった訳だが、何か大切な事を忘れているのではないのかな?」
「大切な事? そうか、ブレイ部の設立!?」
「ブレイ部?」
「この勇者活動を部活として学校に認めてもらうんだよ」
「ふざけないで! アーティファクトブレイブの戦いは遊びじゃないって言っているでしょ!」
「スクールブレイバーは、ブレイ部は遊びじゃない!! これを見て!」
百合亜はスマホの動画をシグリッドに観せる。
「これは?」
どこかの街でロボットが悪のロボットと戦っている映像だった。
「スカーレットピンサーベル!!」
紅いロボットが剣で敵のロボットを倒す。
「宝富市にある宝富女学院のブレイ部! 私の、そしてブレイ部ファンの憧れだよ!」
「これは……なんというか、カッコいいわね」
「でしょでしょ! 部活として認められれば部費が貰えるんだよ!」
「部費!?」
「更に! 部室が与えられるんだよ!」
「部室!!? こ、これからの戦いを有利に進められるかもしれないわね」
「じゃあブレイ部を申請してもいいよね?」
「ブレイ部? いいえ違うわ、私達の部活は、アーティファクトブレイ部よ!!」
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