第3章

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「アーティファクトブレイ部入りませんかー? 宝富のブレイ部みたいに一緒に町の平和を守りませんかー?」  翌日、百合亜達は学校で勧誘のビラ配りを始めた。 「駄目だー」 「誰も来ない」  百合亜とシグリッドがへたり込む。 「仕方ないさ、危険を伴う活動だから易々と入れないさ」 「でも宝富は入部希望者が殺到しているって。皆断られているみたいだけど」 「あちらさんはタカラジャンヌというスタァ生徒がいる部活だからフアンも多いのさ。残念ながらこちらにそんな生徒はいない。これからはなればいいだけだがね」 「それは目標だよね! そういえばシグリッドさん、アーティファクトって何なの? 北欧の聖遺物って?」 「この記事を読んでみるといい。参考になるんじゃないかな?」  蘭は月刊マーを開いて百合亜に見せる。 「100年前に滅んだ村、雨咲村に潜入。恐怖の怪奇現象が我々を襲う?」 「あ、間違えた。別のページだ」
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