2話

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数ヶ月後ー あれから数ヶ月が経ち、僕の思い通りに進んだ。 国民はイザナギ神様である僕に逆らわず素直に従った。 そしてあの王冠はやはり取れず、寝る時も風呂に入る時も邪魔だったが、取ったら現実に戻ってしまいそうで途中でもう取るのはやめた。 夢でもいいから覚めないでほしい。このまま永遠に…。そう思ったからだ。 ある日、親衛隊と一緒に街に出た。 親衛隊員が運転する親衛隊専用武装車で、都内を走る。 そしてあるコンビニの前に止まった。 車から降りて親衛隊隊長のシンと数名の親衛隊員と共にコンビニに入る。 店長「いらっしゃいま…あ!」 店長らしきおっさんが僕を見て驚く。 シン「おい、お前。頭が高えんだよ。このお方をどなたと心得てんだ?恐れ多くも国生みの男神の生まれ変わりのイザナギ神様だぜ?ひれ伏せや」 シンがライフル銃を店長に向けながら告げる。 店長「は、ははーーっ」 店長は僕の前に来てひれ伏した。
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