7人が本棚に入れています
本棚に追加
誠「かつて、国生みの男神、イザナギノミコトはこう言った。「私は絶対生まれ変わる。その時はイケメンで金眼をしている」と」
大臣「それが証拠?」
誠「何?文句あるの?」
大臣「いえ!滅相もない!」
誠「そういうわけで僕は国生みを行った男神、イザナギノミコトの生まれ変わりである。異論はないな?」
そう言うと皆黙る。
宰相「確かにそう言われると、陛下はイザナギノミコトの生まれ変わりに見えます。いえ、間違いなく生まれ変わりでしょう」
誠「よくわかってくれた。そう、僕こそ国生みを行った男神、イザナギノミコトの生まれ変わり。今日から僕のことは陛下ではなく、イザナギ神様と言うように。そして国民達にも知らせるように。後、イザナギ神様は絶対的な権力を持つ。逆らうものは、問答無用で処罰する。そう憲法に書いて作っておけ」
宰相「承知いたしました。早急にします」
宰相は僕の話しに頷いて答える。
よし、これで僕はこの国の王であると同時に神になった。
ふふふ…これで僕の欲望が叶う。
そう思ってニヤリと不気味に笑った。
最初のコメントを投稿しよう!