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プロローグ
ある若手俳優の誠。顔だけはいいが、わがままな性格が災いしてか、売れない俳優だった。
そんな誠が公園にいると、ある者が目の前に現れた。
その者はマジシャンのような格好をして、顔に不気味なピエロの仮面を被っていた。
マジシャン「伊座凪誠さんですね?」
誠「え?何で僕の名前を?」
マジシャン「実はこう見えて私、貴方様のファンなんですよ」
誠「へえ?そうなんだ?僕売れないのによく知ってるね?」
マジシャン「そんなことありませんよ。貴方様の演技実に良いです。そんな貴方様にファンである私からプレゼントがあるんです」
そう言ってステッキを出し、それを振る。
すると王冠が出現した。
誠「貴方凄いね?どんな仕掛けか知らないけど。それを僕に?」
マジシャン「はい。貴方様に相応しいと思いまして。さあお受け取りください」
そう言って出現させた王冠を誠に渡し、誠はそれを受け取る。
誠「ありがとう。素敵な王冠だね」
受け取った綺麗な王冠を見ながらお礼を言う。
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