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誠「こ、これで元の現実に?」
ミコエル「うん。もう王冠も消滅してるし」
そう言われて頭の上の違和感がなくなっているのに気づいた。
誠「本当だ。あの王冠が無くなってる」
手で頭の上を確認し、王冠が無くなってるのを確認した。
誠「ああ…良かった。これで」
そう言うと同時に僕の身体が光りに包まれた。
ミコエルの身体も光りに包まれている。
ミコエル「これでお別れだね。僕は異世界に戻るよ。君も元の現実に戻れる」
誠「ミコエル、ありがとう。君がいなかったら僕は…。あ、そうだ。僕はマコトという名なんだ」
ミコエル「マコト、どんな辛いことがあっても諦めちゃ駄目だよ?諦めたらそこで終わりだからさ」
そう言って懐から天使の翼の形をしたイヤリングを出し僕に渡した。
誠「これ、くれるの?」
ミコエル「うん。そのイヤリングは聖魔法騎士団から頂いた土産みたいなものだよ。諦めないという願いが込められたイヤリングだから、君に相応しいかな?と思って」
誠「ありがとう…大事にするよ」
貰ったイヤリングを早速耳に付ける。
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