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誠「うん。ところで僕に声かけてきたけど、なんか用だった?」
シン「ああ、実は俺、貴方のファンなんっすよ!サインもらっていいっすか?」
と言ってサイン用紙を誠に渡す。
誠「あ、そうなんだ?いいとも!」
喜んでサインを書いてシンに渡す。
シン「ありがとうございます!あ、その耳に付けてるイヤリング、めっちゃクールっすね?」
誠「ああ、これね。特別な恩人からもらったんだ」
天使の翼の形をしたイヤリングを触りながら嬉しそうに答える。
シン「へえ?いいっすねえ。それ、大事にしないといけないっすよ?」
誠「もちろん一生大事にするよ。ところで、異世界が実在してるの知ってる?」
シン「異世界?んなもんあるわけ…ってマジで言ってんすか?」
誠「うん。異世界の人見たことあるから。あれは貴重な体験だったよ」
シン「えー?まさかあ?あ、わかった!今度のドラマ、そんな設定なんすか?異世界が舞台の」
誠「ふふふ。さあね?」
シン「えー教えてくださいっすよー。ていうか、誠さんって面白い人っすね!ますます好きになりましたあ!」
誠はシンと楽しく会話しながら渋谷を歩く。
誠「ミコエル、ありがとう…。今はとっても充実しているよ。君も異世界で充実してね」
イヤリングを触りながら空を見上げてそう静かにそう呟いた。
(闇の王冠〜完結)
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