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由莉のヒートは、結局それから四日間続いた。
抑制剤と自慰だけで耐えているよりは早く終わったが、それでもまだ長い期間である。
アルファとセックスし、アルファの精液で満たしてもらえれば、もう少し早い段階でヒートは収まるはずだった。
しかし今回のヒート期間中に東条が由莉とセックスすることはなく、それどころか三日目からは、通販で届いたアダルトグッズを使用して由莉は性器を責められていた。
奥に欲しいとねだる由莉のために、早々に東条がネットでいくつか購入したらしい。
乳首にぶるぶると震えるローターが付けられ、奥に届くようにと長めのバイブを挿入されて何度も由莉は達した。
自分の指で撫でるよりもずっとずっと気持ち良かったが、行き過ぎた快楽は暴力のようでもあった。
こんなことをするくらいなら抑制剤の方がまだマシだと思ったし、実際にそう口にしたと思う。
しかしそんな訴えは、「体に悪いから我慢しろ」と言われるだけで結局なんの意味もなかった。
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