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「とりあえずは大丈夫でしょう、疲れがたまってたんでしょう」
私はその言葉を聞いて安心した。
蒼が倒れて不安だったが、それも晴れて安心した。
3年前の癌が再発したのかとも思った。
ーーーーー3年前ーーーーー
「蒼、癌だって」
私はその時ずっと元気だった蒼のそんな話を聞いて驚いた。
蒼が死んでしまうのかとも思った。
然し手術もしっかし成功して解放へその時は向かっていった。
「蒼!見舞いにきたよ」
私は何回か見舞いにもいった。きっとその時から蒼が好きだったのだろう。
あの時はすぐに治っていた。
私はその3年前の出来事がまた起こったのかと思った。
翌日
蒼は普通に学校に来ていた。
私は心配して
「もう大丈夫なの?」
と聞いた。
すると
「ああ、疲れてただけだし、大丈 ゴホッゴホン 大丈夫大丈夫」
それを聞いて安心した。
このとき咳き込んでいた違和感になぜ気づけなかったのだろう。
帰り道
「元気そうでよかった」
「ありがとな、心配してくれて」
「当たり前だよ、だって彼女だもん♡」
この時は普通に何にも思っていなかった。
ただただ蒼と喋れて幸せだと思っていた。
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