第二章 変化

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「なんかまた頭痛くなってきたんだよね」 そう蒼が言った。 私は 「きっと疲れてるだけだって、早く寝たら?」 と言った。 医者の言うことがほぼ本当であることは誰でも知っているだろう。 私もそう、疲れているだけなんだと思っていた。 遂に7月に入って、今月には体育祭がある。 そして9月には文化祭もある。 私はその2大イベントを蒼と過ごすことをとても楽しみにしている。 「蒼、次の時間って体育だよね」 「そうだよ」 「暗いけどどしたん」 「何もないよ」 確かにこの時元気ではなかった気がする。
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