1.とかく男の子というものは

7/9
前へ
/112ページ
次へ
1.7 学問のすすめ 小学校の社会科で、歴史の勉強をしていた。 「さて、今から190年近く前1835年に生まれ、学問のすすめという本を書いた人は誰でしょう。わかる人」 先生が生徒に聞く。 花子が元気よく「はあい」と手を挙げる。 先生は「花子さん」と指をさす。 「ふくざわゆきちです」 「よくできました。そうですね花子さん。福沢諭吉ですね」 「では、その18年後の1853年に大きな出来事がありました。それはなんでしょう?」 しばらく何かを考えていた太郎が答える。 「はあい、先生。福沢諭吉が18歳になりました」
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加