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１．とかく男の子というものは
１．とかく男の子というものは
１．１ 難しい質問
太郎は、学校からにこにこして帰ってくる。
「太郎どうしたの？ そんなににこにこして。学校で何かいいことあったの」
「うん。あったよ」
太郎は得意げに答える。
「そう、よかったね。ねえ、何があったのかママに教えて」
「いいよ。あのね、今日ね、学校でね、洋子先生がみんなに聞くんだよ」
「ふうん」
「それでね。誰も手を挙げられなかったのだけど、洋子先生の質問に答えられたのぼくだけだったんだ」
「わあ、それはすごいね、太郎。それで、その質問ってなんだったの？ 算数の問題だったの」
「ううん。違うよ」
「そう、ではなにかな」
「うん。あのね、先生が金魚バチにおしっこしたのは誰かって」
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