キミは、

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一般的な、サラリーマンが、憧れるという、 郊外の、土地付き一戸建て、 その、土地付き一戸建てが、買えてしまうほどの、 超高級腕時計、 その、超高級腕時計を、ゴミだとか言う、キミ、 キミは、言う、 「もっと、安くて、もっと、正確な時計があるよ。」 わたしは、言う、 「キミは、極端だし、すごく、現実主義的だよね。」 キミは、言う、 「ボクは、オーバースペックな物に、ロマンを感じるんだ。」 「人間の寿命を考えたら、100年くらいで十分なのに、その時計は、10億年に1秒の誤差しか出ないんだよ。」 わたしは、混乱しながら、聞いてみる 「大金持ちが、幸せとは、限らないよねぇ?」 キミは、呆れたように、答える 「そもそも、大金持ちになったことがないのに、わかるわけ、ないでしょ?」 「そんなこと、考えるだけ、無駄なんだよ。」 ゴミとか、無駄とか、スパッと切られ、 それでも、諦めきれないまんま、 わたしは、グルグル、考える グルグル、グルグル、考える わたしは、幸せなんだろうか? まあ、きっと、 たぶん、きっと、 幸せなんだ そういうことに、しておけば なんだか、きっと、色々と、 きっと、まぁるく、治まって、 きっと、なんだか、 きっと、良い感じ うんうん、そうそう、 そうだよ、ね?
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