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敵と味方
俺｢ｯ…彰人…やってないんだよな…？｣
彰人｢…｣
俺｢彰人ｯ‼｣
彰人｢…自分で考えてくださいよｯ…｣
類｢…なぜ東雲くんは自分で考えたくないんだい？｣
彰人｢…俺がなんか言ったって…信じてもらえないに決まってるだろ｣
彰人｢それがわかってんのになんで信じてって言わなきゃ駄目なんだよｯ‼｣
暁山｢…弟くんｯ…｣
寧々｢あっそ…じゃあ二重人格君がやったって信じていいんだ｣
彰人｢…好きにすればいいじゃねぇか…｣
俺｢…｣
寧々｢…そう…私は信じてるから｣
＿＿＿＿＿いつか本当の気持ちを出してくれることを
彰人｢ｯ…‼｣
彰人｢…じゃあ俺行きますｯ…｣
俺｢ぁ…｣
ｶﾞﾁｬｯ
ﾊﾞﾀﾝｯ
暁山｢…ごめんボクも行くね｣
寧々｢私も…｣
ｶﾞﾁｬ
ﾊﾞﾀﾝ
類｢司くん…｣
俺｢…なんだ？」
類｢彰人くんが心配なのかい…？｣
俺｢ｯ！｣
類｢大丈夫…？｣
俺｢大丈夫だが…｣
類｢司くんは思い詰めたりしないでね｣
俺｢ｯ!!｣
誰だって心配になるだろう
あんなに一生懸命頑張っている彰人が
何を抱える必要があるのだろうか
少しでもいいから相談してくれ
なぁ咲希…俺はどうすればいい…？
彰人を笑顔にするためにはｯ…
俺｢どうすればｯ…｣(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ)
類｢司くん…｣
類｢大丈夫…東雲くんには司くんや寧々､瑞希も僕もついているだろう？｣
俺｢それだけではどうしようも…｣
類｢僕たちの力で東雲くんの笑顔を取り戻そうよ｣
俺｢ｯ‼…あぁ‼｣
類｢…まずは…敵か味方かを確かめないとね｣
俺｢そうだな｣
待ってろよ彰人…俺が絶対助けてやるからな
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