邪魔者がホントに消える

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窓の外、 いつも視界を塞いで 邪魔だった山が、 土地区画整理とか何とかで 全部削られてしまった。 ようやく山の向こうの景色が 見えるようになったけれど、 なんだか寂しい。 邪魔だなぁと思っている相手でも、 ホントのホントに居なくなってしまうと なんだか胸に小さな針を 刺されているみたいな気持ちになる。 今となっては山が懐かしいような。 その跡地に建てられるという 超高層ビルと、 私は仲良くなれるだろうか。
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