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9.ネット作家として生きると決意する。
私は専業作家ではありませんが、本気で作家になろうと思ったことがあります。公募に挑戦しましたが、結局は叶わず、今のようにネットで小説を投稿して活動しています。しかし、現代においては、専業作家になるよりも、ネットでアマチュアとして小説を公開する方が得策だと感じます。
出版業界が廃れてきていると言われて久しいですが、その理由は「趣味の多様化」が大きな要因ではないかと考えます。現代はインドアやアウトドアを含めて、多種多様な趣味や活動があります。そして、読書と言っても漫画もあればSNSでの連載もあるし、小説のジャンルも様々あります。そんな中で「売れっ子作家」になるのは、よほどの飛び抜けた才能か、運やコネがないと不可能です。
それならいっそのこと時代に乗っかり、「一部の人に刺さる小説家」を目指せば良いのではないかと考えます。変わった作風、ジャンルの小説は、多くの人に気に入られることはなくても、少数に大ウケするなんてことはあります。残念ながらそういった売り出し方は、職業作家であれば絶望的です。今の出版業界ではそんな人を受け入れる余裕はありません。それなら投稿サイトで活動しましょう。例えお金がもらえなくても、あなたの作品が好きな読者がいてくれるなら、それは嬉しいことであり、そんな活動の仕方が今後の主流になると思います。
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