8.小さなコンテストから始める。

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8.小さなコンテストから始める。

投稿サイトには、作家デビューのためのコンテストがたくさんあると言いましたが、もちろんそれらの競争率は高く、なかなか受賞することは難しいです。一般的な新人賞の公募と同じように、投稿サイトからのデビューの道も険しいです。 その道を選ぶというのも手だと思いますが、コンテストには傾向もありますし、必ずしも面白い小説が受賞するわけではなく、どれだけ努力しても結果が出ないことの方が多いです。それによって挫折して、筆を折る人をたくさん見てきました。それではコンテストには挑戦しない方が良いのかと言われたら、そうは思いません。私がおすすめするのは、できる限り小さなコンテストに挑戦するということです。 投稿サイトには、ジャンルを制限したコンテスト、短編や掌篇のコンテストなど、比較的とっつきやすく、受賞率の高いものもあります。そういったコンテストは、作家デビューや賞金がないことの方が多いですが、自分の作品が選ばれたという自信を得ることができますし、読者をつかむ契機にもなります。まずは大きいコンテストを狙うのではなく、小さなコンテストの結果を積み重ねて自信をつけていく、というのも手だと思います。
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