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いらない言葉より数少ない草木
まだまだ暑い季節と虫たちが鳴く季節の変わり目。
自然の流れと自分たちの暮らしが一緒にはならないと感じた。
その中で今を生きることのむずかしさを経験していき、すいみんをとる時に見る夢は将来の不安をあおってくる。
もうそんな悩みから抜けたとほっと胸をなで下ろす。
でも起きていると知らない反動があってすいみんを邪魔する。
試練だとか試験だとか。あるいは人生は修行だとか。
人生はきびしいものと分かっていても教訓めいたアドバイスで傷ついて以来わたしはいつも問いかける。
それは教養なのか?と。
二年前。
ふだん行かない場所で草や木ばかりの場所を歩いてたどりついたコンビニで買った(※現金支払い)水の味はかわいた身体にしみていった。
それでも味を感じることはあって、よく甘めの飲み物を暑い時期に飲んで弱っていたからこそ水そのものの味がたまたまとはいえ現金ではらった出来事もあいまって美味しく飲むことができた。
今ごろ自分の弱点を知り、高い交通費をはらって誰かのアドバイスを聞いた道のりよりも前情報がなくドラマのない経験をしたことのほうがよっぽどストレス発散になった。
その時浮かんだ作品はもうない。
もらったアドバイスにたいする汗は暑さによって流れる汗とはちがう嫌な水分が毛穴から出ていたのかもしれないと今なら考えられる。
知らない場所から安心できる場所にいって買ったコンビニの水に勝るアドバイスなんてないことを知った。
その事実があるから今を生きている。
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