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1話 ビールにはカツオ
Dr.カワウソは食べるのが大好き。
食べるために生息していると言っても過言ではない。
カワウソはお酒も大好き。
酔うためには良いツマミが必要ギャ。
カワウソはあらゆるお酒を嗜むが、特に好きなのはビール。
もちろん日本酒やワインなども嗜むが、とりあえずビール、とりあえず生である。
本日のツマミはカツオ。
カツオと言ってタタキではなく、生のカツオ。出来れば背の部分ではなく腹の部分を柵で買って帰る。初ガツオとか戻りガツオとかは深く考えない。でも、見た目で上手そうなのを買う。
お値段も気にするギャ！
柵で買う場合は、可能であれば500～600円が良い。
ケチと思われるかもしれないが、カワウソのシッポは市場価格に敏感だ。
安くて美味いものが大好き♪ 美味しそうでも高いとシッポがちぢこまる……。
カツオとビールを合わせるには、食べ方が肝心ギャ。
カツオは厚めに切る。
※ツガイがいない一匹カワウソに時代に、柵のまま噛りついたことがあるがおすすめは出来ない。
用意するのは醤油皿を２つ。
①一つには、多めのショウガを削ったものと、ニンニクを適量（又はたっぷり）それに醤油をたらす。
②もう一つの醤油皿には、ラー油を多めに入れておく。
「ぷしゅ♪」
準備が出来たら冷えた缶ビールを開けてグラスにそそぐ。
カツオの身を取ると、まずは①にカツオの身を投入、たっぷり泳がせる。
その後、①から取り出したカツオを②に投入。ラー油をつけるのは片面でよいが、テンションがあギャってきたら両面につける。
そして、カワウソの口に放り込みワシャワシャ咀嚼。
数回咀嚼したら、迷わずビールを口に向かってそそぎ混むのギャ。
ラー油をつけたカツオは、一瞬カルパッチョのような、韓国風味なのか不思議な感じがするが、ビールには間違いなく合う組み合わせギャ。
これに気づいたのは十数年前だが、それ以来ハマっている。
カワウソには、美味い酒とそれに合うエサが必要だ。
次は……ツガイに内緒でどんなものを食べようか……。
つづく（仮）
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