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ー大切なものはいつも無くなってからその存在に築く…ー
その世界は綺麗事で出来ている。
「いじめはやめなさい」だとか「人を殺すのは犯罪です」とか結局皆口だけで本当のことには目なんて向けない。
僕も死んだら大切だってきずいてくれるのかな
いじめてきたやつらも、それを見て見ぬふりをしてくる先生たちも、みんなみんな。
今日は9月1日この日は1番自分で命を絶つ人が多い日。
どうせ死ぬならこの日に死のうと思って今ベランダから飛び降りる。
ちょっと前まで雨が降っていたんだろうか、手すりがわずかに濡れている
そんなことはどうでもいいんだけど
いざとなって飛び降りようとすると怖くなった。全身が震えて全身で死ぬのを怖がっている。
「あぁ、こんなにも僕は死にたくないんだな…。」
その時だった 雨で濡れていた手すりに置いていた手が滑って僕は落ちた。
じめんに落ちるまでその時間は永遠の時間と言えるのうな長さだった
いたくもかゆくもなにもかも全部なくなったようなふわふわして真っ白な世界へと
僕は落ちていった。
お母さん、お父さん、今頃僕が死んで悲しんでくれていますか?僕の声が聞こえますか?
「あぁ。僕は誰かひとりにでも愛されていたのかな」
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