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鏡に映るもう一人の自分が、現実世界に現れるようになった。主人公は、鏡の中の自分と協力し、世界を救う戦いに挑む。
僕の家は山の中の静かな森に囲まれている。
父は、ヨーロッパの家具を好んで揃えたので、家もそれに合う洋館だった。
その中二階に洗面台が据え付けてあり、大きな合わせ鏡がある。
僕が立つと勿論、自分の顔が写るのだが、真夜中の0時になると、鏡の中の自分が喋り始めるのだ。
もう一人の僕は、バーチャル世界からやって来たという。
そして、ある日外の世界に飛び出してきたのだ。
知り合いには、双子の兄弟と言うことにした。
昔からの友人には合わせないようにするしかない。
妹は、突然のことに卒倒しそうになったが、時間をかけて説明した。
もう一人の僕は、どうやら人の心を読み、数秒先の未来を予測する能力を持っているようだった。
その力を使い、世界を混乱に陥れようとしているハッカー集団に立ち向かうために協力して欲しいというのだ。
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