第2章

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 この依頼は学校で見た依頼内容とは大きくことなっているのもしれない。  本当は依頼内容とはもっと別物で、生徒なんかが首を突っ込んでいい内容ではなかったのかもしれない。そんなことを言ってしまえば、どの依頼に対しても生徒が首を突っ込むものじゃないと言われてしまうかもしれない。  ここからどうするのかなんて考えたところで、戦場や本番でその仮説通りその状況通りに進むわけは無い。  魔法だなんて言ういつ発現するのかもどんな魔法が使えるのかも分からないものを相手に立ち向かうというのはどれだけ魔法が上手く扱えようが魔力に長けていようが怖いものだ。  きっとそれは、華宵兄弟も同じだろうし、教師もそうかもしれない。考えても終わらないなと思いを馳せていると、眠りについていた。
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