第2章

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 準備をしながら考えてしまう。さっきまで私の目に映っていた真っ暗な景色は何だったのだろう。私の中に眠るなにかなのにかなのか、単純に悪夢を見たのか。考えて応えのわかる問なのならいいのだろうが、答えが簡単に出るわけが無い。  そう思い身支度を済ませ、部屋を出る。外には華宵兄弟がなにか会話をしながらたっていた。 「ごめん、お待たせ」 「忘れ物ない?」 「大丈夫」  魔力の輪を作り会話をする。 <琉凪は女の子の方の父親について調べる?> <その方がいいんじゃないかな>  少し会話をしてそれぞれ行動を起こすため一旦別行動に移る。私は一度担任に連絡を取ることにした。 「あ、百名先生」 「どうした?」 「少し相談があるのですが、お時間いいですか?」 「わかった……」
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