プロローグ

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プロローグ

 魔法を使う名家は沢山存在した。それは、明確な数が分からないほどに多く。それと同時に魔法を使える名家には人の血を得て生きる家系も存在した。けれど、今ではほとんど名が残っていない。  魔法など信用出来ないと言い自ら魔法を捨てた者。魔法で何かを救うはずが逆に奪われた者。魔法ばかりを信じ魔法に溺れた者。  数えれば数える程にある。人なんて魔法という見えないものに縋り、縋った物に堕ちていく。
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