キミが見た最後の景色

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 三ヶ月前、キミはわたしの前から突然いなくなった。  いなくなる日の前日、わたしはキミとランチを食べた。いつもと変わらない笑顔でわたしが食べるところを見ていたよね。 「美味しそうに食べるよなあ」  キミがそう言うのは、いつものこと。わたしはキミといるから美味しいんだよって言おうとしてやめたんだ。今にして思えば、言っておけばよかったよ。  無邪気でシャイなキミのことだから、きっと取り乱して照れ笑いしたでしょうね。  彼の姿を想像して、わたしは思わず笑ってしまっていた。わたしの記憶の中の彼は、いつだって笑顔だった。毎日見るのが当たり前だった少年のような顔も、もう見ることは出来ない。
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