序章 神の放物線 43
1/1
読書設定
目次
前へ
/
73ページ
次へ
序章 神の放物線 43
「
相変
(
あいか
)
わらず……変わっちょるの」
引
(
ひ
)
き
攣
(
つ
)
った顔に、
覇気
(
はき
)
がない。 いつもなら、
片
(
かた
)
頬
(
ほお
)
を吊り上げて、フンと笑うのに。
藤津
(
ふじつ
)
も
同感
(
どうかん
)
だったか。 「
郷
(
ごう
)
研
(
けん
)
は〝はじかれ
者
(
もの
)
の
集
(
あつ
)
まり
部
(
ぶ
)
〟じゃしの」 と、覇気のない
左内
(
さない
)
を
揶揄
(
からか
)
う。いや、追い打ちをかける。 場の空気が、一瞬で
凍
(
こお
)
りついた。
左内
(
さない
)
の顔から、
表情
(
ひょうじょう
)
が
消
(
き
)
える。
矢
(
や
)
儀
(
ぎ
)
は、前の席の
藤津
(
ふじつ
)
を
睨
(
にら
)
んだ。
/
73ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
3(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!