インタビュー

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 ああ、仕事についてですか。ええ、もちろんお話しします。私の仕事は、そうですねぇ……。簡単に言えば人々の声を届けることです。毎日が挑戦の連続ですが、それがまた楽しいんですよ。特に、声が届いた瞬間の達成感は何ものにも代え難い。  そりゃぁ、大変なことも多いですよ。最近は特に仕事が減ってきているんです。時代の流れなんでしょうかねぇ……でも、その分、一つ一つの仕事に対する思い入れが強くなってきてますねっ。どんなに小さな仕事でも、全力で取り組んでいます。  やりがいを感じる瞬間は、やはり人々が私の仕事を通じて笑顔になってくれるときですね。このときほど嬉しいものはないですよ。 ーー 遠くのほうから声が聞こえる。 「あっ、ちょっと待っててくれますか。すみませんね、少しだけ中断させてください」  そういうと彼は立ち上がり、家の外に出ていった。そして、声がした方に向かって 「ヤッホ~!」 と大声を発した。その後しばらく耳を澄ませ、何か納得したように頷いた後、室内へと戻ってきた。 「すみませんねぇ、お待たせして。さて、どこまでお話しましたっけ。ああ、そうそう、仕事の楽しさについてでしたね。やはり、声を通じて人を喜ばせることができるのが一番の楽しみです。声には力があります。それを信じて、これからも続けていきたいと思っています」 本日の「お仕事バンザイ」は、児玉山彦さんにお話を伺いました。また次回をお楽しみに〜。
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