あとがき

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あとがき

「キツネ」を読んでいただきありがとうございます。 自分「らしさ」について書いたものです。 客観視した自分と他人から見る自分とでは「らしさ」は違って見えると思うんです。 自分の中ではこういうのが私だ・僕だと思ってても、他の人からしたら真逆に思われてる事が多いと思います。 その違いが時に苦しいなって思う事があり、本来の自分を見失って、けど、周りの目ばかり気にして自分を偽ったり騙したりして過ごす事も。 そう思った時になんか狐に似てるなって思って、調べて見たんですけど、今の狐のイメージって【騙したり】、【狡猾(こうかつ)】だと思うんですけど、元々こんな悪いイメージは無かったんです。 狐が住む土地には豊作になるという縁起のいいものだったり、神様の使いとしてのイメージが昔はあり、けど狐は人を騙す妖怪だと吹き込まれそのイメージが着いたとされています。 それって人間である自分達にも言える事だなって思って狐も本来は良い印象で過ごして生きたかったのによそ者によって悪いイメージを吹き込まれ「自分らしさ」を失ったのかなって思い、そんな狐の代弁みたいな形で書きました。
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