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男同士での同室は堂々と
その数の多さと実際にこんな物を生で見てしまったという驚きに司は声にならない叫びを上げ、早々にその玩具に布団を被せると自分のベッドに戻り枕に顔を埋めてしまう。
しかし男なのにあの玩具をどういう風に使うのであろうか。
一応、司は男であるのだから、コッソリと家でAVは見たことはあったが、それはあくまでも男女物で男が下になるような物は見たことがない。
やはり男である司。 あの玩具を見て妄想が始まってしまったようだ。
「いやぁー! あー、ヤバイ! ヤバイって! そないなこと妄想したら、勃ってしまうじゃんかー、あー、想像止めないとヤバイからさー!」
司はどうにか妄想を止めようとしているのだが、男の妄想というのはなかなか治らないもんで、頭の中からそのイヤらしい妄想を排除しようとしても、なかなか排除出来ないもんだ。 だが、その時ガチャリというドアが開く音が聞こえて来る。
きっと同室である未来が帰って来たのであろう。
司はそこに胸を撫で降ろすのだ。 このまま一人でここに居たら本当に妄想が止まらなくなるからだ。 同室者である未来が帰って来れば先程見たことを忘れられると思ったからなのかもしれない。
「司君。 先に帰って来てたんだー」
「ああ、まぁ……。 俺はまだ、学校では授業以外はやることなかったしな」
「そうだよねぇ」
そう未来は言いながら鞄を机の上に乗せると司同様に部屋着へと着替え始める。
やはり男同士というのがあるのだろうか。 未来の方は司が居ても関係なく、徐に裸になると着替え始めるのだ。
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