#03 くまざわ書店 豊洲店

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 予想通り、広いフロアの一部分を占めて展開してました。だから入口っぽいドアや仕切りはなく、空いた箇所から自由に入れる感じですね。  こうして楽しそうな店の中がよく見えると、他の用事で来た保護者についてきた子供も、好奇心を刺激されやすいのかな?  しかも入りやすい作りだから、本屋さんに行くことの抵抗も取り払いやすそう。  私も抵抗なく入って文芸誌を探しますが、置いてなく。  在庫検索をしてもらうと、売り切れてるということでした…悲  きっとその特集や関連の記事のせいだ…と思うことにします。  そうか…じゃあ、普通に一冊買っていこう、と決めます。  こういう心境になってしまえば、いつも以上に純粋な気持ちで棚を眺められる気がします。目当てが何もないのだから、ただ面白そうなのと出会うだけじゃん、って。  そういう心境で棚の群を何周かした結果、この日選んだのはこちらです。759c5197-2f9f-48b7-85ac-f9a940082f99 『叙述トリック短編集』/似鳥鶏・著  いや、帯…! というツッコミに始まり、これは一筋縄では行かない予感たっぷりです。  著者の長編は読んだことがあるのですが、そのストーリーが謎解きに次ぐ謎解きの後に謎解きで…よくもこんなに、とたまげたものです。  現在、謎解きの作家という印象しかない著者が短編でどうこっちを騙しに来るのか…読む時は抗おうとしないで潔く騙されに行こうと思います。 #03・完
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