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中を探検してみて思ったのが、やっぱりいつもと違う店に行くというのは気持ちの刺激になるなっていうこと。
どこに何が置いてあるのかわからないまま棚の間を巡ってるから、どの角を曲がっても新発見で、同時にどの角を曲がっても安心感もある。そこに何があるのかわかると、案外そこには見慣れたか知ってるタイトルも並んでたりするので。
安心して探検ができる場所、それが本屋さんですね。
…でも。
…そんな風に適度な刺激を楽しめるような余裕が普段からあればなあ、と、同時にそう思わずにもいられません。
有隣堂のキャッチコピー
「本は心の旅路」
いつでも旅に行けるような隙間が欲しいです。
そんな、楽しみと憂いを抱えながら店内をぶらぶらしてると、いつの間にか入った時と全然違う出入り口に来てることに気づきます。
しかも、そこから出た先にも有隣堂の名前が。
おや、と思って見てみると、そこは子供向け&コミックに向かう通路でした。
一般向けを一通り見てからそこも見ます。
おお。
ここもわくわくしますね。
一言で言うと「秘密基地感」。
通路を挟むようにコミックと、絵本・児童書を並べた部屋がある感じの設計なのですが、全体的に天井が低めで一般書のフロアから離された場所にあるからなのか、「大人の邪魔が入らない場所」という印象を受けるのです。
ここで好きなだけ楽しんでいこうという安心感とわくわく。いいじゃないですか。
私だって、できるものなら大きな子供になった気分で時間も生活も気にしないで本を目一杯楽しみたい。
そんなことも思いながら迷いながら、今回買ったのはこちら『眼鏡屋視鮮堂 優しい目の君に』/桜井美奈・著
やー、表紙買いの要素、大きいですね。
だってほら、こんな優男風のイケメンwith眼鏡が二人も、こんな心温まりそうな絵になって、帯に「奇妙な同居」だなんて。
そんなの、わたくしの性分や好みが疼かないわけないのですよ。
気になるなー楽しみだなー
ふふふ。
写真では外しちゃってますが、カバーもつけてもらいました。青色でカタツムリのマークがついて、「本は心の旅路」と書かれたやつ。手触りのいい紙で、ずっと持っていたくなりました。
読む時は、その手触りを取るかこの絵を取るか…
#04・完
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