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王子「父上、何故そのような真似を?」
皇帝「奴等がこちらの要求を簡単に呑めなさそうだからだ。だから邪魔な長2人を早々に片付けてしまえば、要求は簡単に呑むだろうと思ってな」
王子「要求?」
マオ「その要求じゃがの」
まったく知らなさそうな王子にあの無茶苦茶な3つの要求をわしらに呑むように脅されたことを教えた。
王子「父上!そんな無茶苦茶な要求を!彼らが受け入れるはずないでしょう!?もう要求なぞ無かったことにして、彼らに賠償金を払ってください!これは彼らに対したら、宣戦布告ものですよ!」
皇帝「…ではこうしよう。貴様ら長2人に対し、新たな刺客を3人差し向ける。その3人にぶっ殺されずに倒せたら、3つの要求は全部破棄し、貴様らに賠償金を払う。だが、もし貴様らが殺されたら、その時は余の要求を全て呑んでもらう。これでどうだ?一応面会に来たのもこれを伝える為だったからな」
王子「父上!だからそれがいけないのです!何開き直ってるんですか!」
皇帝「貴様は黙ってろ!余の野望の邪魔する者はたとえ余の息子といえど許さんぞ!」
王子「父上…貴方という人は…!」
マオ「皇帝よ…今の話、本当に約束できるな?」
親子喧嘩してる2人の間に入るように、わしが静かに言う。
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