1話

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そういえば、わしはどうやってこの異世界に召喚されたんじゃろ? 確か中村さんと将棋しとったのは覚えとるんじゃがそこから記憶が…で、気が付いたら異世界に召喚されとったわけじゃ。 まさか中村さんも一緒に異世界召喚されてないじゃろか?まあ、あの人身体ムキムキじゃし、北斗◯拳みたいな技使える最強の老人じゃから大丈夫じゃろう。 今考えたら、この異世界の方が居心地がええかもしれんのう。 わしは元の世界で、都会にちょっと住んでた時あったんじゃが、この爺口調のせいで、ドン引きされたり変人扱いされて、結局なじめずど田舎の実家に帰ったわけじゃけど。 この異世界では誰も変人扱いしないし、優しいしの。まあちょっと口調変わってるねとか言われるけどの…。 この異世界は、中華と和風と西洋ファンタジーが混ざった感じの異世界みたいじゃ。 だいたい数年も住んでたらこの異世界がどんな世界がわかってきたわい。 しかし、娯楽があまりないのが不便じゃのう。 この異世界では文明的に中世時代の文明みたいやし。日本で言ったら…聖徳太子がおった時代?いや、そこまで古くないのう。弥生時代?いや、戦国時代か江戸時代辺りじゃろう。 だから当然スマホとかテレビもない。 退屈やからここで出来る仕事したり、武術家でもあるから用心棒みたいなことやったりしとったら、それが功績?として気に入られて、猫族の長に選ばれたわけじゃ。 こんな頭の悪いわしが選ばれて良かったんじゃろうか?まあ選ばれたからにはちゃんとやっとるつもりじゃけど。
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