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「爵位なんて必要ないわ。私から離れないで。タリアにもウェーデンにもついてきて、私が死ぬまで守りなさい! ──エドワードがリサを守るように」
恥ずかしいし顔が熱くて仕方がなかったけど、シュヴァリエがぽかんとした顔を歓喜にほころばせたから構わないわ。
「お側にいても構わないのですか?」
「構わないのではなく命令よ!」
離れるなんて絶対に嫌。どこにも行かないで。死ぬまでずっと私の側にいなさい。
最強の魔法使いだと称されても、愛する人と結婚する以上の幸福はない。
私に相応しい相手は、シュヴァリエ以外にいないのよ。
こんなにも愛している人は、シュヴァリエ以外に誰もいないんだから。
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