檻の外

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「まぶっし...」 久しぶりに見た 重い足を引きずりながら地下からの階段を登る そこで..違和感に気づいた 「傷が....消えてる!?」 さっき父親にかなり深く刺されたがその傷が消えている 「ボクが.....お父さんたちの生命を.....食べたから...?」 なんで......こんなことに...... 階段を登り進むと、そこはリビングだった タバコの匂いと酒の缶、大量のゴミ袋があるリビングだった 「.............」 予想はついた しかしこれほどまでに荒れていたとは.... しかし、ろくに食事も与えられなかったせいか、体が思うように動かない 「これから....どう....しよ.......ぅ」 自分の意識はそこで途切れた
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