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ーー 昼ご飯時に戻ってきた2人は、いつの間に屋台に行っていたのか、焼きそばやイカ焼きなんかを手に持っていた。 「ただいま……って、それ何持ってんの?」 「ふっふっふ。夕杏の自由研究に使うものです!」 私は袋に入ったソレを2人に見せた。 「貝殻だ!」 「せいか~い」 「貝殻を……どうすんだ?」 「フォトフレームなんてどうかなと思って。集めた貝殻を写真立てのふちに貼りつけて、夏らしいのを作るの。自由工作よ。どう?」 「楽しそう!」 夕杏は目を輝かせて賛成した。 「それは楽しそうだな。じゃあご飯を食べたら貝集めに行くか」 「行く! がんばりますっ」 夕杏は拳を握りしめ、気合を入れた。
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