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警視庁特殊事件担当課
「暑いな〜」
私、草薙かおる、25歳、独身。
某有名大学を出て、小さな頃からの夢、警察官になり、自分で言うのはアレだが、頭は良い。
そして、下積みをして、土台を作り、刑事になるため、いろんな、情報を集めて、筆記試験と面接を一発で、受かり、念願の刑事になった。
まだ、9月。
暑いので、警視庁に入り、ロビーで涼む。待ち合わせには、まだ、早い。
「………良し。頑張るぞ!!」
ロビーで、気合を入れる為、顔を、パンッ!!と叩く。
大きな声と、顔を叩く音で、周りの、人間達は、驚き、そして、クスクスと笑う。
ヤバ!!田舎者と、バレちゃたかな!?
第一印象悪くなった!?
そんな、考えを巡らせると、1人の男性が近づいてきた。
40代位の、スポーツ刈り、身なりが、ビシッとした、175センチの、男性が話しかけてきた。
「おはよう。君、新人の刑事だよね?」
私が、驚く。
「な、なんで、分かったんですか?」
男性は、クスッと、笑う。
「俺は、警視庁に勤めている人間の、顔を全員覚えているんだ。そして、人事部の人間とも、仲良くてね。今日、特殊事件担当課に、1人、新人の刑事が配属するんだと、聞いてたんだ。そして、ロビーで、お茶を飲んでいたら、君の気合いの声で、あぁ、この子だなと分かったんだ」
は、恥ずかしい!!
「……は、はい!!私は、今日から、特殊事件担当課に、配属になりました、草薙かおると言います!!よろしくお願いします!!えっと、あなたのお名前は?」
男性は、答えた。
「はじめまして。俺は、特殊事件担当課に所属している、名前は根岸ごう。今年で40。君の新人教育係で、君の相棒だ。よろしく!!」
根岸ごうさんが、握手を求める。
いい人だ!!
私は、彼の手を握る。
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