メリナside2-3★ 旦那様は大きなワンコ? 黒い狼?

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「やましいことをなさっていたんですか?」 「やま……まぁ、なんだ、本当にやめよう。君が心配するような不貞行為では決してない。それだけは断言できる」 「不貞行為ではないけれど、やましいこと?」  中途半端にヒントを与えられたせいで余計に気になる。  今までオズウェルの口数が少なかったのも、本当は口が滑りやすいから喋らなかっただけなのかもしれない。 「そこまでだ」  オズウェルはため息混じりに囁き、メリナの耳に歯を立てた。 「きゃっ!」 「俺のことより、君のことを教えてくれ」  オズウェルは耳から首にかけて唇を落としていきながら、器用に爪の先でドレスの留め具を外した。 「どこをどうされるのが一番感じるのか」  ドレスがするりと腰まで滑り、肌が外気に晒される。  メリナが隠す間もなく、オズウェルの大きな手が胸に触れた。爪が当たらないよう、手のひらでゆっくりと押し上げる。  人間と違って肉球があるため不思議な弾力があった。日頃から剣を握っているせいか皮膚がやや硬い。 「あっ……ぁ……」  メリナはか細く喘ぎ、切なく唇を噛みしめた。  好きな人に触れてもらえた嬉しさと、自分のありのままを見られる恥ずかしさがメリナの中で拮抗(きっこう)する。
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