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オズウェルの手がメリナの身体をまさぐると、落ち着きかけたものがすぐさま呼び覚まされた。胸は切なく張り詰め、淫紋の内側が熱く痺れる。
「もっと、オズウェル様を感じさせて」
メリナはオズウェルの体温を求めて広い背中に腕をまわした。肌が重なり合い、心地良い温かさが広がっていく。
「……時間をかけてからの方が良いとはわかっているんだが」
メリナは下着越しに硬いものが押し当てられるのを感じ、心臓が大きく跳ねた。寝室で抱きしめられた時に当たったのと同じものである気がする。
「これ以上は、気が狂いそうだ」
オズウェルは低くかすれた声で呟き、伏し目がちにメリナを見た。赤い瞳には独特の妖しさが宿っている。
メリナは魅入られたようにうっとりと小さく頷いた。
二人を遮る薄い布が取り除かれ、オズウェルの滾った先端がメリナの中につぷりと沈む。
「あっ……あぁぁぁっ!」
自分でも知らない場所に硬く大きなものをねじ込まれ、メリナの喉から悲鳴が押し出された。圧迫感と痛みで呼吸が乱れる。涙で視界がにじむ。
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