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「メリナ」
オズウェルはそっとメリナの頬を撫でた。目の端に溜まった涙をちゅっと舐めとる。
「はっ、あっ……オズウェル、さま」
不安げなオズウェルの顔を認識した途端、痛みだったものが快感にすり替わった。びくびくと中がうねり、オズウェルの屹立を咥えこむように腰が動く。
(私、どうしてこんな……!?)
メリナの頭の中に大量の疑問符が浮かぶ。
初めてなのに、身体がどうすれがいいのかを知っている。何か別の意思に突き動かされているようで怖かった。
だがオズウェルに中を擦られるたびに気持ち良さがあふれ、次第にそれ以外のことを考えられなくなる。
「あぁんっ、わたし……はぁ、あぁっ!」
「……すごいな。こんなにキツいのに、呑まれそうだ」
オズウェルは力なく笑い、さらに深く、根元まで自身を埋めた。
「はぁっ、あんっ! 熱くて……はぁ、溶けそう……んっ……」
オズウェルを受け入れた部分がじゅくじゅくと疼く。もっと濃密にオズウェルを感じたくて、締め付けるのをやめられない。
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