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「やっ……いっしょは……あんっ! 感じすぎちゃう……」
「ふ、駄目だ。このままだと俺の方が持ちそうにない」
メリナは身体をよじって逃れようとするが、逆に抱きすくめられた。繋がったまま抱き起され、オズウェルにまたがるような体勢にさせられる。自重がかかり、屹立がより深くまでメリナを貫く。
「ああぁんっ! だめぇっ、奥、あたって……!」
「くっ……は……本当にキツいな……。すぐにでもイキそうだ……っ」
メリナを追い立てるように突きあげるペースが上がった。肌のぶつかる音が高く鋭くなる。
「あ、あっ、オズウェルさま……わたし……はぁ、あ、あっあぁぁ!」
身体は間違いなくここにあるのに、高くのぼり詰めるような感覚に襲われた。はち切れるほど心臓がうるさく大きくなっている。
目の前がだんだんと白く染まっていった。自分の声が、どこか遠くで聞こえる。
オズウェル自身が、中でびくびくっと大きく脈打つのが伝わってきた。くすぐったいような、切ないような、嬉しいような、例えようのない温かな感覚で全身が満ちる。
ほどなくして視界が完全に白く染め上げられる。メリナの意識もそこに溶けていった。
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