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父の実家についた。
俺の住んでいたところから、車で三時間ほどのところ。
畑がたくさんあって、THE・田舎って感じのところ。
学校は近くに一つしかないらしく、全校生徒も60人ほど。
電車が通っており、使えば中心部へ行くことが出来るため、
他府県から進学してくる人がちらほらいるらしい。
俺「よろしくお願いします」
父「母ちゃん?」
祖母「おぉ~庵哩くんかね」
祖母「大きくなったね~」
俺「ばあちゃん……」
俺は覚えてないけど、小さい頃に会ったことがあるらしい。
祖父「お前もちっとは働けよ?」
祖父「未だに無職なんだろう?」
祖父「庵哩くんを育てるんだろう?」
父「分かってるよ」
俺「え、……」
今、無職っていった?
未だにってことは、昔からそうってことだよね。
じゃぁ、俺への説明は……?
出張なんて、存在しなかったのか?
父が俺に嘘をつく理由なんてあるのか?
何か裏があるのかも。
俺「ばあちゃん、手伝うよ」
父よりかは祖父母の方が信頼できる。
父とは少し、距離を置いて過ごそう。
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