5人が本棚に入れています
本棚に追加
9 転校生
先生「転校生が二人いま~す」
俺「初めまして」
俺「父の実家に引っ越してきました」
俺「江口庵哩です」
俺「よろしくお願いします」
乍哭「庵哩の親友の沼久保乍哭ですニコッ」
乍哭「よろしくお願いしますニコッ」
俺「……乍哭?」
え?何で?
俺、ここに転校することになったの昨日だよな?
怖い……。
乍哭「……庵哩、ずっと一緒だよ?」
庵哩「あ、あぁ」
俺は、こういう運命なのだろうか。
自己紹介が終わると、休み時間のようでクラスメイトが話しかけてきた。
河原已輔、田滝ゆうと
篠原須澄、黒岩かんな
河原「都会から来たんだろ?」
河原「俺ら、地元民だから」
田滝「都会人まじキモいわ~」
篠原「それな~」
篠原「でも、イケメンはいるよね~」
黒岩「……」
俺「あはは、」
乍哭「ふーん……」
何かしゃべり方がギャルだな。
てか、初日から関係がヤバすぎる……!
俺「とりあえず、よろしくな?」
乍哭「よろしくね」
篠原「……ま、仲よくしてあげましょうかね」
ツンデレか??
何?乙女ゲーでもしてるのか??
河原「この学校は厳しいですからね」
河原「気を付けてください」
田滝「……必要なら案内するよ♪」
黒岩「……」
俺「お、おう」
何だコイツら……。
さっきと全然性格が違うじゃねぇか。
いや、黒岩だけ一緒か。
篠原「よかったら、この辺りを案内するわよ」
篠原「ま、何もないけどね」
河原「地元の人とは関わっておいた方がいいですよ」
篠原「そうね」
田滝「世話焼きがいっぱいいるぜ~w」
俺「分かった」
乍哭「……ふーん」
今日の放課後、家の外を散策しようかな。
最初のコメントを投稿しよう!