前編

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 侵攻するグレンデルに出くわすベイオ王。 「ふぉふぉふぉ、その紅いウルブレード、そうかお前がこの国の王ベイオだな? この僕が捻り潰してくれよう!」 「そういかないように神に祈ろう」  ベイオ王のウルブレードは腕に装着されている爪を展開する。 「おや? 噂に聞く斧は無いのかな?」 「心配してくれるならこのまま撤退して欲しいね!」 「いや、むしろ潰すチャンスじゃないか。僕はなんてラッキーなんだ。これでヨートゥンヘイム五大魔になったも同然」  グレンデルは三又の槍を取り出して振り回す。
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