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「ベイオ様! ご無事でしょうか!?」
ブレカが仲間を引き連れてやってきた。
「ブレカか。このタイミングで救援は助かる」
「後は私共にお任せください」
ブレカや兵士が乗るアーティファクトブレイブは武器を構える。
「痛い! 痛いー! ママァ! ママに言いつけてお前を、そしてこの国をぶっ潰してやる!! 覚えておけよ!! ママァーー!!」
そう言うとグレンデルは振り返って逃げ出す。
「な、何とかなったのか?」
安心したのも束の間、ベイオ王のウルブレードは崩れ倒れ、眼から光が消えてそのまま動かなくなる。
「ベイオ様ーー!!」
「私は無事だ。だが……。ウルブレード、頑張った。よくこの国を護ってくれた。ありがとう」
この紅きアーティファクトブレイブが再び動く事は無かった。
【後編へ続く】
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