後編

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 ベイオ王は警戒して念の為ウルブレード隊を待機させて飛んで来る1機の鳥型ウルブレードを城の敷地に入れた。 ウルブレードから1人の男が降りてきた。 「アーティファクトエレクトロニクスから来ましたフリーデンです。驚かせてしまってすみません、ご注文の斧をお届けに参りました」  フリーデンは石を取り出して石からアーティファクトブレイブ用の斧を2つ召喚する。 「これまでは通常の斧でしたが、この斧はリサナウトという名のアーティファクトです。なるべく以前使われていた斧に近い形にしましたが、威力や耐久性はかなり上がっています」 「ありがたい。ちょうど愛用の斧がすべて破壊されてしまってね。グッドタイミングだよ。それと君、そのウルブレードは何だね?」  ベイオ王はフリーデンの乗っていたウルブレードについて尋ねる。 「ウルブレードに付けるオプション装備です。オーディンファングラムがルーン魔術を使って多彩に戦況を変えるように、ウルブレードがルーンにあやかったオプション装備を付ける事で様々な戦況に特化できるような装備開発を現在行っています。これは巡航飛行用のラド装備で、今回はこのテストも兼ねて私が来ました」
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