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「それと、ウェイクアップアーティファクトブレイブ!」
フリーデンの持つ石が光り、ウルブレードに似たアーティファクトブレイブが出現する。
「これは!?」
「ベイオ王はウルブレードに強いこだわりをお待ちになられているとお聞きしまして、特注品よりもこちらの方がよろしいかと思い改造してお持ちしました」
「ナイスタイミングだ。斧だけでなく、愛機ともお別れしてね。このウルブレード、マスクではなく口があったり、フレームが剥き出しだったりと少しいつものウルブレードと違うね?」
「アーティファクトエレクトロニクスではウルブレードの量産の前段階としてこのプロトタイプのウルブレードを何体か造りました。コストを度外視した機体で量産型のウルブレードを超える力があります。しかし、かなりピーキーな機体なのでウルブレード程操縦は楽ではありません」
「ほぉ、それは面白い」
「もちろん真紅の王の名に合わせて紅く塗り替えてあります」
「素晴らしい。プロトタイプか、ならばウルブレードヌルと名付けよう」
「気に入って頂けて良かったです。ブレカ様がベイオ王の為のウルブレードのご相談をなさってくださいました」
「ブレカが? 粋な計らいをしてくれる」
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